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MEDDPICCとは|MEDDIC・BANTとの違いと8つの要素、それでも案件が止まる理由

スーツ姿のビジネスパーソンが会議室で打ち合わせをしている様子。
宮崎祥一の顔写真

執筆者:宮崎 祥一

SAS Institute、Teradata、Avanade、McAfee、Experian、Honeywellなどの外資系IT・アナリティクス企業で、30年以上にわたり法人営業とビジネス開発に従事。製薬、化学、食品・飲料、半導体などのプロセス産業のほか、金融、小売を中心に、導入事例の乏しい新領域における案件創出から受注までを主導。2023年にHoneywellのAccount Directorを退任し、現在は株式会社アルファブランディングを通じて、新製品・新領域ソリューションの提案の設計を支援

はじめに|MEDDPICCを導入しても、なぜか止まる案件がある

MEDDPICCを導入してから、案件の管理は明らかに良くなった。それなのに、決裁者もキーマンも押さえているはずの案件が、なぜか役員会の手前で止まる。そんな感覚を覚えたことはないでしょうか。

案件を正しく管理できていることと、案件が実際に進むことは、別の話です。

このコラムでは、まずMEDDPICCとは何か、8つの要素の意味と、MEDDICやBANTとの違いを整理します。そのうえで、8つの要素を丁寧に埋めても残る停滞の構造と、そこから抜け出すための打ち手を見ていきます。MEDDPICCを否定するのではなく、MEDDPICCが拾いにくい部分を補う、という立場です。

1. MEDDPICCとは|8つの要素で、商談の健全性を確かめる

1-1. MEDDPICCの「8つの要素」

MEDDPICC(メドピック)は、複雑な法人向け商談で、案件が本当に前に進む状態にあるかを確かめるためのフレームです。8つの要素の頭文字を並べた名前で、それぞれが「この商談について、営業が答えられなければならない問い」を表しています。

要素

日本語での意味

確認すること

Metrics

定量的な効果

導入によって、顧客のどの数字がどれだけ動くか

Economic Buyer

経済的な決裁者

予算を出す最終的な権限を持つのは誰か

Decision Criteria

判断基準

顧客は何を基準に比較・評価するか

Decision Process

意思決定の手順

誰が、どの順番で、何を決めるか

Paper Process

契約手続き

決定から署名までに、法務・調達・稟議のどの手続きを通るか

Implicate the Pain

痛みの深掘り

顧客の課題を特定するだけでなく、放置した場合の影響まで示せているか

Champion

社内の推進者

顧客の社内で、影響力を持って案件を前に進めてくれる人は誰か

Competition

競合

競合ベンダー、内製、別の施策など、顧客が代わりに選びうるものは何か

なお、要素の表記は資料によって少しずつ違います。たとえば「I」は、「Implicate the Pain」ではなく「Identify Pain」と書かれていることもあります。

8つの欄が埋まらない案件は、どこかに見落としがあるということです。案件の健全性を、営業担当者の手応えではなく、答えられる問いの数で確かめられるところに、このフレームの価値があります。

1-2. MEDDICとは|MEDDPICCで何が加わったのか

MEDDIC(メディック)は、MEDDPICCの元になったフレームです。1996年に、米国のソフトウェア企業PTC(Parametric Technology Corporation)の営業組織で生まれたとされています。営業組織の人の入れ替わりが激しかった時期に、過去と進行中の商談を調べ、なぜ受注したのか、なぜ失注したのか、なぜ受注時期がずれ込んだのかを整理したことが出発点だったと説明されています(出典:MEDDICC「Who Created MEDDIC?」)。

MEDDICは、Metrics、Economic Buyer、Decision Criteria、Decision Process、Identify Pain、Championの6つの要素で構成されていました。その後、2つの要素が加わります。

名前

要素

MEDDIC

Metrics/Economic Buyer/Decision Criteria/Decision Process/Identify Pain/Champion(6つ)

MEDDICC

MEDDICに、Competition(競合)を加えたもの(7つ)

MEDDPICC

MEDDICCに、Paper Process(契約手続き)を加えたもの(8つ)

あわせて、痛みの扱いも「特定する(Identify)」から「影響まで示す(Implicate)」へと一段深くなっています。

加わった2つは、いずれも商談の終盤で起きる失敗に対応したものです。契約直前で法務や調達に足止めされる。競合の存在を軽く見て、最後に失注する。こうした事態を、早い段階から確認項目として扱えるようにしたのが、MEDDPICCへの拡張です。

1-3. BANTとは|4つの要素と、使う段階

BANT(バント)は、見込み客が商談を進める条件をそろえているかを、予算・決裁権・必要性・導入時期の4つで確かめるフレームです。日本では「BANT条件」とも呼ばれます(出典:Salesforce「BANTとは?」)。米国のIBMで生まれたとされ、MEDDICよりも古くから使われています(出典:Gong「Mastering the BANT framework for sales success」(英語))。

要素

日本語での意味

確認すること

Budget

予算

この件に使える予算があるか。あるとすれば、どの程度で、いつ確保されるか

Authority

決裁権

目の前の相手に決める権限があるか。なければ、誰が決めるのか

Need

必要性

解決したい課題があり、自社の製品・サービスで解けるか

Timeline

導入時期

いつまでに導入したいか。その期限に理由はあるか

表記は資料によって少しずつ違い、NeedはNeeds、TimelineはTimeframeと書かれることもあります。

使う段階

BANTを使うのは、商談の入口です。インサイドセールスが架電で見込み度を確かめるとき、マーケティングが渡したリードを営業が引き受けるかを決めるとき、初回の打ち合わせのあとに追いかけるかを決めるとき、などです。4つのうち確かめられていないものが、次の接点で確かめることになります。

マーケティングと営業でリードの見方がずれる理由は、別のコラムで整理しています。 👉 「リードの質が悪い」と言われる理由|MQL・SQLの違いと、商談化につなげる材料

聞き方の注意

4つを順番に質問すると、相手には尋問のように聞こえます。とくに予算は、必要性がはっきりしないうちに聞いても、答えが出にくい質問です。課題を聞き取る流れの中で、予算・決裁・時期を確かめていくほうが自然です。

BANTの限界

BANTは、決める人がはっきりしていて、予算が先に決まっている状況に向いています。実際には、決裁に関わる人が複数いたり、金額によって決裁者が変わったりします(出典:Salesforce)。合議で決まる案件では、目の前の担当者についてBANTの4つがそろっても、社内で止まることがあります。この点は、2章で詳しく見ていきます。

1-4. BANTとMEDDPICCの違い

BANTとMEDDPICCは、使う段階と、見ている深さが違います。

BANT

MEDDPICC

主な用途

見込み客の選別

進行中の商談の健全性の確認

使う段階

商談の入口(インサイドセールスの架電など)

商談化したあと、受注までの全体

見ている相手

主に、目の前の担当者

決裁者、推進者、調達・法務など社内の関係者全体

確認の深さ

条件がそろっているか

なぜ買うのか、誰がどう決めるのか、何と比べられているのか

BANTは「この相手と商談を始める価値があるか」を素早く判断するのに向いています。MEDDPICCは「この商談は本当に受注まで進むのか」を確かめるためのものです。どちらかを選ぶというより、入口でBANT、商談化したあとでMEDDPICC、という使い分けが一般的です。

BANTの4つは、MEDDPICCの中にも形を変えて含まれています。予算と決裁権はEconomic Buyerに、必要性はImplicate the PainとMetricsに、導入時期はDecision ProcessとPaper Processに広がっています。MEDDPICCは、BANTで確かめた条件を、商談の中で一段深く確かめ直すフレームだといえます。

1-5. 日本では、言葉だけが受け継がれている

MEDDICは外資系IT企業を中心に広まりました。いま50代の営業管理職、特に外資系企業で経験を積んだ方々の多くは、若い頃にこのトレーニングを受けています。私自身も、外資系企業に在籍していたときにMEDDICの研修を受け、現場で使ってきました。

ただ、MEDDICについての国内書籍はほとんどなく、MEDDPICCも体系的に学べる機会はまだ限られています。各社の営業管理システム(SFA)も、MEDDPICCの用語をそのまま使うことは少なく、自社流の項目名に置き換えています。若い世代は管理職から断片的に教わるかたちで、言葉だけを受け取ることになります。フレームの前提にある「顧客の意思決定の見取り図」が共有されないまま、欄を埋める作業だけが残りやすいのです。

2. 課題と背景|契約の壁は越えても、合議の壁は残る

2-1. 契約の壁は、Paper Processで扱えるようになった

日本企業の稟議は、文書を関係者に順番に回覧し、承認を積み重ねていく意思決定の手続きです。この稟議や契約実務の複雑さを、MEDDPICCはPaper Processという項目で正面から扱えるようになりました。

以前、大手重機メーカーへの需要予測ソリューションの提案で、まさにこのPaper Processに近い壁にぶつかったことがあります。決裁自体は前向きに進んでいたのですが、契約段階で止まりました。提示した価格は、初年度が3,400万円、2年目が1,000万円、3年目が1,100万円という構成でした。ソリューションは買い取りではなくレンタル契約のため、会計上は固定資産ではなく経費として計上されます。初年度に3,400万円という金額を単年度の経費として計上することが、その企業にとっては難しいという話でした。

決裁が取れていなかったわけでも、競合に負けていたわけでもありません。契約の「形」そのものが障壁になっていたのです。間にリース会社を挟み、支払いを平準化する形に契約を組み替えたことで、この壁は解消しました。決裁者の合意を取ることと、契約として成立させることは、別の課題だということを実感した経験です。

2-2. それでも「一人のYes」では進まない案件がある

契約の壁を越えても、意思決定の壁は残ります。MEDDPICCが前提にしているのは複数の関与者が存在する意思決定プロセスですが、大企業のDX投資や、複数の部門にまたがる案件では、力を持つ個人が最終判断を握るモデルというより、会議にかけて複数の関係者の意見を経由するプロセスが標準になった状態です。コンプライアンスや透明性への意識が高まるなかで、責任者一人が単独で決める案件は減りました。

DX提案や新領域のソリューション提案では、導入判断に業務部門、IT部門、調達、経営企画、財務など複数の関係者が関わるのが一般的です。決裁者の賛同だけでは前に進まない。推進者がいても、他部門の懸念が整理されていなければ止まります。案件が前に進む条件は、「誰に会えたか」だけでなく、「その案件が社内でどう説明されるか」に広がっています。

3. 課題の構造|稟議を通過しても、役員会で経営アジェンダに競り負ける

3-1. 止まっている原因を誤解すると、対策が的外れになる

稟議は通り、契約の形も整っている。それでも役員会やステアリングコミッティで半年止まり、「次年度の検討課題になりました」という報告が届く。そういう経験をした方は少なくないと思います。

あるSI案件での話です。IT部門とは密に連絡を取り合っており、別カテゴリのIT投資と競合しているわけではないことは確認できていました。それでも止まる。原因を探った当時の判断は、MEDDPICCのCompetitionに近い発想でした。「ライバル企業のソリューションを推す役員がいるのではないか」という仮説です。その仮説のもと、自社と競合他社との違いをまとめた比較資料を作り、役員向けにシェアしてもらいました。年末の挨拶や社内イベントを名目に、自社の幹部と顧客役員の面談を半ば強引に設定したりもしました。しかし、止まっている理由はわからないまま、結局、次年度の課題となりました。

当時は、競合ベンダーの問題だと考えていました。しかし実際には、競合製品が案件を奪っていたわけではありません。「欧州の販売を強化する」「工場のラインを組み替える」といった、IT投資とは全く関係のない経営アジェンダに、案件そのものが優先順位で負けていたのです。IRやアニュアルレポートにはその情報が書かれていましたが、当時はそこまで読み込んでいませんでした。

3-2. Competitionの欄が、競合ベンダーの名前で埋まってしまう

MEDDPICCの定義では、Competitionは競合ベンダーだけでなく、「顧客が代わりに選びうる人、ベンダー、施策」のすべてを含みます。社内の別の経営課題との優先順位争いも、本来はここで扱える範囲です。

ところが実務では、Competitionの欄は競合ベンダーの名前を書く欄として使われがちです。営業会議で問われるのも「競合はどこか」「価格差はいくらか」です。経営アジェンダとの競合は、担当者や推進者のいる会議室ではなく、営業がいない役員会で起きます。推進者自身も、その優先順位争いを知らないことが少なくありません。欄はあっても、埋めるための情報が営業の手元に届かないのです。問題は、MEDDPICCに項目がないことではありません。その項目を埋めるための情報の集め方と、顧客の経営課題を読み解く視点が不足しやすいことにあります。

競合製品との競争が「どちらを買うか」であるのに対し、経営アジェンダとの競争は「そもそも今これに投資するのか」という、次元の異なる問いです。経営が見ているのは、IT投資の良し悪しだけではありません。今期の収益目標、進行中のプロジェクトへのリソース配分、業界環境の変化への対応など、複数の経営判断が同時に走っています。IT案件は「良い話だとしても、今でなくてよい」と判断されやすい位置にあります。承認が止まっているとき、その原因が競合製品との比較にあるのか、経営アジェンダとの競合にあるのかを見誤ると、どれだけ動いても手が空を切ります。

3-3. 役員構成の変化が、合意の前提を動かすことがある

経営アジェンダの把握だけでは、まだ不十分な場合があります。提案期間中に役員が交代すると、それまで整えていた合意の前提が崩れることがあるからです。

前述のSI案件でも、同様のことが起きました。経営アジェンダとの競合を把握した上で判断材料を整え、一度は前進の手応えがありました。しかし、提案期間中に欧州担当の役員が交代し、新任の役員が欧州販売強化を強硬に主張したことで、再び承認が止まりました。そこからは、四半期報告書に加えて役員の異動も追うようになりました。全役員の経歴やメディアインタビューを一覧表にまとめ、それぞれが経営課題をどの視点で見ているかを把握する習慣をつけてからは、経営層の承認で止まることはほとんどなくなりました。止まる原因は一つではなく、経営アジェンダ・優先度競合・役員構成の変化が重なることもあります。

4. 解決策|MEDDPICCを土台に、社内説明の設計を加える

4-1. 「誰が決めるか」の特定と、「どう説明するか」の設計は別物

MEDDPICCには、Economic Buyer、Champion、Decision Process、Decision Criteriaなど、「誰が決めるか」を特定するための項目がすでにそろっています。案件が止まりやすい構造を把握するには、この特定に加えて、「その決裁者に、誰が、何を、どう説明するのか」という、もう一段別の設計が必要になります。

部門長が前向きでも、IT部門が不安を抱えていれば止まります。現場責任者が推進していても、財務視点での説明が弱ければ優先順位が下がります。案件を前に進めるには、賛成者を増やすより先に、社内説明の構造を把握しておくことです。決裁者の特定と、説明の設計は、別の作業として扱う必要があります。

案件レビューでは、MEDDPICCの8つの欄に加えて、次の5つを確認してみてください。

確認すること

営業が答えるべき問い

経営上の優先順位

顧客企業が今期、最優先で実現しようとしていることは何か

経営資源の取り合い

同じ予算・人員を取り合っている社内の施策は何か

なぜ今か

この投資を今期に実施しなければならない理由は何か

社内説明

顧客担当者は、上司や他部門に何を説明できていないのか

前提の変化

役員の交代や中期経営計画の見直しで、前提が変わっていないか

どれも、IRや中期経営計画、役員の異動情報など、公開されている情報から仮説を立てられます。答えられない問いが、次に担当者と確認すべきことです。

4-2. MetricsとImplicate the Painを、経営の言葉で埋める

営業が最初に聞き取るのは、たいてい現場の業務課題です。「作業が煩雑」「データがつながらない」「手戻りが多い」という声は、提案の入口として欠かせません。しかし、その課題をそのまま経営層に出しても、投資判断の土俵には乗りにくいことがあります。

MEDDPICCで言えば、MetricsとImplicate the Painの欄が、現場の言葉のまま埋まっている状態です。「入力作業が二重になっている」という現場課題も、それが標準化の遅れによる収益圧迫なのか、属人運用による事業リスクなのか、全社最適を妨げる構造問題なのかが整理されれば、上位の会議体でも扱いやすくなります。ここで必要なのは、現場の業務課題を経営アジェンダに接続し、なぜ今この投資を優先すべきかという理由まで組み立てる作業です。話を大きく見せることではなく、現場の業務課題を、経営がすでに抱えている複数のアジェンダの中に位置づけ直すことです。

業務課題と経営課題の違いと、両者をつなぐ手順は、別のコラムで詳しく整理しています。
👉 業務課題と経営課題の違い|提案が経営会議で止まる理由と、つなぐための3つの手順

4-3. 判断材料は、社内説明に使える形で整える

初期提案を前に進めるために必要なのは、課題を説明することだけではありません。顧客担当者が社内で説明し、検討を始め、承認前進に使える判断材料の形で整えることです。

たとえば、「現場で非効率が起きている」という説明だけでは弱いです。その非効率がどのコストに影響しているか、どの経営課題に接続するか、今なぜ優先すべきか、他の案件と比べて何が重要かまで整理されて、初めて上の会議体で扱いやすくなります。調達や財務が関与する案件では、ROIの根拠、導入を遅らせた場合の機会損失、契約条件に伴う運用リスクまで含めて、社内で正当化できる形に整理しておくと、承認までの動きが変わります。顧客担当者が一人で社内説明を引き継げる形で論点を整えることが、初期提案の設計で効く部分です。

まとめ|MEDDPICCの土台に、社内説明の視点を

MEDDPICCは、複雑な商談を構造で捉えるうえで、いまも有効なフレームです。Paper Processが加わったことで、契約実務の壁も以前より見えやすくなりました。ただ、顧客企業の意思決定が合議を前提に動くようになった分、稟議を通過した後、役員会で経営アジェンダとの優先順位争いによって止まるという停滞は、Competitionの欄を競合ベンダーの名前で埋めているだけでは、見えないまま残ります。

まずは、いま止まっている案件について、Competitionの欄を見直してみてください。そこに書かれているのは競合ベンダーの名前だけでしょうか。「その先の役員会で、何と優先順位を争っているのか」「誰が社内で説明するのか」を確認すると、何が判断材料として足りていないかが見えてきます。MEDDPICCを使う視点を捨てる必要はありません。そこに、社内説明をどう設計するかという視点を加えていくことで、止まっている案件の見え方が変わってくるはずです。

【次に読むべきコラム】
👉 アカウントプランとは|目的・項目・作り方と、作っても使われない理由
👉 「リードの質が悪い」と言われる理由|MQL・SQLの違いと、商談化につなげる材料

【参考】CaseScenario™なら

MEDDPICCは、Economic BuyerやChampionなど「誰が決めるか」を特定するには有効です。ただ、MetricsやImplicate the Painを経営の言葉で埋め、なぜ今この投資を優先すべきかを社内で説明できる形にするには、別の材料が必要になります。

CaseScenario™は、その材料を「初期提案の設計図」として整えるサービスです。20業界の経営課題テンプレートをベースに、ソリューションが解決する業務課題を業界共通の経営課題に接続し、市場環境から効果までの因果を書面に構造化します。顧客担当者は、営業がいない社内の会議でも、この書面をもとに関係者と同じ筋道を追えます。

ただし、CaseScenario™は業界共通の経営課題を起点にした、初期段階の設計図です。個社固有の経営課題に踏み込んだ最終的な投資判断の材料は、その先の個別提案で整える必要があります。

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ライブラリ

「提案停滞」の文字と、足跡のシルエット図「承認停滞」の文字と、ビジネスパーソン3人のシルエット図「伝達不全」の文字と、4人の人物がネットワークで繋がっているシルエット図「PoC停滞」の文字と、進入禁止のテープのシルエット図「事例依存」の文字と、3つのバインダーのシルエット図「営業実務」の文字と、ジグソーパズルの3つのピースのシルエット図